PT2をようやく入手したので、セットアップしてみました。自分用の防備録として書き残すことにします。もしかすると勉強不足により間違った内容があるかもしれませんがご了承ください。
まずWebサーバー兼ファイルサーバーとなっているWindows2008 Web Serverに組み込もうとしましたが、リモートデスクトップでつないでいることや、OSが通常とは違うところがありうまくいきませんでした。
そのため仕方なく通常使用しているWindows7 Home Premium 64bitを録画サーバー兼配信サーバーとすることにしました。64bitであることやWindows7であることなど、PT2がリリースされた当初とは状況が変わっているので(PT2がリリースされたころはWindows7の正式版は出ていなかった。)その辺を重点的に書き残しておきたいと思います。
PT2のほかに必要となった機材は以下の通り。
カードリーダー:Gemalto製 PC USB-TR
2分波&2分配:サン電子 ダブル分波器 DSP-77FW-P[RA]
アンテナケーブル:エレコム ELECOM アンテナケーブル(ネジ式-ネジ式) 5m[RA]
ソフトウェアのインストール
ドライバとSDKのDL&インストール
ダウンロードはアースソフトの公式サイトで行えます。
ソフトウェアのダウンロード (最新版)
↑必ず最新のものをインストールするように
64bit環境へのインストールについてはRe;con-ReviewDaysさんの記事を参考にさせていただきました。
PT2で64bit 環境で使う方法
実際にインストールしたファイル
PT2-Windows-Driver-200.exe
PT-Windows-SDK-201.exe
PT-Windows-Sample-200.zip
インストールが正常に完了したか確認するため、SampleファイルもDL
解凍後できたフォルダの
\Output\Release\
32bitならx86、64bitならx64の中にあるSample.exeを実行
Sample.exeを利用し、PT2が正しく接続されているか、アンテナが正しく接続されているかを確認します。
Sample.exe for PT1/PT2 バージョン 2.0 2009/10/12
[デバイス選択メニュー]
Bus: PCIバス番号
Dev: PCIデバイス番号
Fun: PCIファンクション番号 (正常動作時は必ず 0 になります)
PTn: 品番
Cnt: PCIデータバス上で発生しているビット化け数
Bus Dev Fun PTn Cnt
0: 17 0 0 2 0
1: 終了
PT2が正しく接続されていないと「0: 終了」となっています。
0を選択し、チャンネルスキャンを行います。
[デバイスメニュー (1/3ページ)]
0: LNB 電源設定
1: チャンネルスキャン
2: チャンネル設定
3: ISDB-S TS-ID 設定
4: エラーレート・エラーカウンタ取得
5: キャプチャ開始
6: → 2ページ目
7: → 3ページ目(工場出荷時検査項目)
8: デバイスを閉じる
正しくアンテナがつながっていれば
衛星の場合
(S 0) チャンネル:BS01 CN:18.10dB AGC:045/127
TS-ID 4010 低階層 モード:0 スロット数:00 高階層 モード:7 スロット数:24
TS-ID 4011 低階層 モード:0 スロット数:00 高階層 モード:7 スロット数:24
クロック周波数誤差:+8.67ppm / キャリア周波数誤差:+744kHz
といった表記が見えるはずです。
地デジの場合は
(T 68) チャンネル: 18 CN:24.52dB AGC:137/255 ロック:000 システム識別:0
A階層 変調:3 符号化率:4 インターリーブ長:2 セグメント数:13
B階層 変調:- 符号化率:- インターリーブ長:- セグメント数:–
C階層 変調:- 符号化率:- インターリーブ長:- セグメント数:–
クロック周波数誤差:-12.14ppm / キャリア周波数誤差:-18686Hz
となります。
続いて録画や視聴に必要なソフトウェアをインストールしていきます。
ソフトウェアのセットアップで参考にさせていただいたのはmasahirorの気まま記録簿さんの記事です。
masahirorの気まま記録簿さんには大変お世話になりました。特にこちらの記事には大変助けられました。
PT2での地デジ録画&視聴サーバ構築・ソフト設定(サーバ)編
全体の流れは上記のBlogを参考にしてください。
64bit用の情報やインストールしたソフトウェアのバージョンの差違、そしてそれに伴う変更のみを記していきます。
(ソフトウェアのバージョンは2011/02/05時点のものです)
Spinelの入手
Spinel ver3.4.0.0
BonDriver_PT-STの入手
BonDriver_PT-ST(人柱版3)
SpinelのBonDriverフォルダにBonDriver_PT-STのドライバを入れる作業があるのですが、ここでは64bitのOSを使用していてもx86のBonDriver_PT-STを入れます。またmasahirorの気まま記録簿さんの画像にはありませんが「BonDriver_PT-S.ChSet.txt」と「BonDriver_PT-T.ChSet.txt」の2つのファイルも必ずコピーします。ChSet.txtが無いと後ほどチャンネルスキャンができなくなります。
Multi2Decの入手
Multi2Dec Ver.2.10
EDCBの入手
EpgDataCap_Bon(人柱版10.24)
EDCBは最新のものでよいのですが、後述する理由により人柱版9系も必要となるので、一緒にダウンロードしておきます。
EDCBはx64というフォルダに入っている64bitのものを使用します。
BonDriver_Spinelの入手
BonDriver_Spinel ver3.5.3.0
BonDriver_Spinelもx64フォルダに入っている64bit用のdllを使用します。
kkcaldの入手
http://ueno.cool.ne.jp/kkcal/
kkcald 0.7.11が最新でした。
masahirorの気まま記録簿さんの記述通りに進めてくると番組表が表示されないと思います。これは決してmasahirorの気まま記録簿さんの記述が間違っている訳ではありません。原因はEDCBのバージョンアップにあります。
kkcaldでは「EpgDataCap2.dll」が必要となるのですが、最新版のEDCB(人柱版10系)には「EpgDataCap3.dll」が同梱されています。そのため必要なファイルが見つからずkkcaldの番組表が表示されなくなってしまうのです。そこで前述したようにEDCBの人柱版9系からEpgDataCap2.dllを取り出しEDCBのフォルダに入れてやる必要があります。
kkcaldについては番組表の右上部にある「環境設定」から番組表データフォルダをEDCBで設定したセッティングフォルダの「EpgData」に変更する必要があります。
kkcaldからの録画予約をEpgTimer.exeと連携させる方法ですが、kkcaldの環境設定では「EpgTimer_Bon.exe」と記載されています。実際にはEpgTimer.exeのままでも連携することができますので、リネームの必要はありません。
「EpgTimer_Bon.exeのあるフォルダ」にEpgTimer.exeのあるフォルダのパスを設定してやり、さらに「Program.txtのあるフォルダ」にEDCBのセッティングフォルダのパスを指定してやれば連携できるようになります。チューナー数の変更も忘れずに行ってください。
masahirorの気まま記録簿さんのPT2での地デジ録画&視聴サーバ構築・ソフト設定(クライアント)編へと進みます。
TVTestの入手
TVTest ver.0.7.7 x64
TVTestは64bit版を入れましょう。その他の設定はmasahirorの気まま記録簿さんの記述通りでOKです。
お疲れ様でした。これで一通りの設定は完了です。
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