東立製靴さんはリーガルの修理や一部製品の生産を行っている老舗です。その東立製靴さんのオリジナルブランド ショーンハイトでパターンオーダーを行っていると聞き、早速注文してみました。
浅草のオーダーサロンで注文することもできるようですが、私は幸いなことに工場が近かったのでアポイントを取った上で、直接工場をお尋ねしました。
工場では応接室のようなところに案内されました。その部屋には20足ほど、様々な組み合わせで作成された靴が並んでおり、出来上がりを想像することができます。
ラストを決めて、普段履いているサイズをお伝えすると試着品を持ってきていただけます。
試着しながらサイズ感の確認を行うのですが、ここで担当のイトウさんから「くるぶしを少し低くしたほうがよい」とのご提案が。私としてはその時くるぶしに違和感が無かったのですが、履いているうちに革が馴染んで少し沈み込むため、あとになってくるぶしが当たってしまうとのことでした。試着だけではわからないプロのご提案を頂き外くるぶしを-3mmしました。
注文内容
ラスト | SH111 ブリティッシュ トラッド |
デザイン | ダブルモンク |
甲革 | ボックスキップ(3,500円追加) |
色 | ダークブラウン |
ソール | レザーソール |
ヒール | レザーヒール |
ライニング | 赤 |
4月12日に注文して、5月28日に届きました。
ブランドカラー一色の箱
かっこいいです。
アノネイカーフも見たのですが、ダークブラウンの色が少し明るかったです。キップのダークブラウンはかなり黒に近い色味でした。
今回は革の質ではなく色味でボックスキップを選択しました。
レザーソール。
ソールの色もネイビーとレッドから選べるようでしたが、今回はダークブラウンの甲革と合わせて通常のソールにしました。
1箇所だけ気になるところが。
縫い目のほつれではなく、接着剤がはみ出しているような雰囲気でした。爪でカリカリと軽く引っ掻いたら取れたので問題ありません。
(左)スコッチグレインのHA9046(多分オデッサと同じラスト)。革はアノネイ ベガノカーフ
(右)ショーンハイトのSH111(ブリティッシュ・トラッド)。革は山陽 ボックスキップ
高さはほとんど一緒ですが、外側のくるぶしがショーンハイトのほうが低くなっています。
履いて1週間ほど経ちましたが、非常に満足度が高いです。
自分の好みの革・デザインで注文できるのは大きなメリットですね。
そして-3mmのくるぶしですが、すごく収まりがいいです。自分で気づかないようなところまでプロに見ていただけたのは良かったです。
縫い糸などの変更も可能らしいので、またオーダーしてみたいと思います。